3日坊主への劇薬

継続することって、なんとも難しい。
新しい自分に出会うため新しいことを始めるにしても、習慣化できないと続かない。
これが出来れば自分の人生はもっと素晴らしいものになるだろう!と素直に思えるものがあって
やりたいこと、なりたい姿が見えるのに、何故かやらない日々を過ごしてしまう。
みたいなこと、あるある。そんな自分がイヤになって、更にそんな自分がイヤになるあの感じ。
はい、私です。
3日坊主って言うけど、3日も続けば凄いよ
3日坊主という言葉がいつからある言葉なのか存じ上げません。この膨大な情報に埋もれる現代社会において、3日も継続して取り組めるということは、もはやそれ自体が才能だと思います。
新しいことをするのって、実は相当に気力、体力を使います。
はじめて取り組む料理のレシピとか一々見ながら作る時って、めちゃくちゃ疲れませんか。僕は疲れます。
「明日はランニングをしよう!」と前日から意気込んでみる。当日になって、走るコースを考えながらシューズの紐を結んでいるだけで、既に結構気疲れを起こしてしまったりします。
新しいことって、慣れていないこと。美味しくないかもしれないこと。楽しくないかもしれないこと。辛いだけかも知れないこと。良さを感じるまでに時間がかかってしまうこと。
そんなリスクを常に抱えているんですよね。リスクは、誰だって怖いし避けたいものです。
確実に楽しめる時間が欲しいなら、スマホ一つでパーリナイできます。自分に最適化された楽しいことが自動で大量に流れてくるのですから、こんなにコスパ/タイパに優れた文明の利器はないでしょう。
それでも、まだ見ぬ自分に出会いたい衝動がある
人間はふしぎなもので、不自由なく満たされた生活を送れている時、それはそれで「本当にこのままで良いのだろうか」という、意味不明な焦りに襲われたりするんですよね。
安全に睡眠を摂れる家がある。飢えない程度の食料にいつでもアクセスできる。衛生的な服を着て毎日を過ごしている。それだけで、とても幸せなはずなのに。
自分にはまだまだ可能性があるんだ。明日の自分は、今日よりもステキな自分になりたいんだ。そう思って生きている人は、老若男女問わずかっこいい。
「自分もそうなりたい。でも仕事や家事で忙しいし、新しい自分に出会うための時間もお金も、じっくりかけることなんてできないよ!時間が出来たときの自分、老後の自分に期待するかぁ~!忙しいのに、慣れないことする余裕なんか無いんだもん!!」
分かる。分かり過ぎる。でも…そうは言っても、
このままではいけないって自分が一番分かってるんだってことも、あまりに分かり過ぎます。
じゃあ、どうすればいいのか。3日坊主ならぬ1日坊主への劇薬、私なりの解答がこちらになります。
諦めたんじゃない、スリープモードにしているだけ
はい。スマホはたいてい電源ボタンを軽く押すと、画面が消灯してスリープモードになります。スマホを触らない時間は、いちいち電源をオフになんてしませんよね。
これと一緒で、「はじめてみたけど続かなかった、習慣化できなかった」こと=諦めた、ではありません。スリープモードにしているだけなんです。そう考えましょう。
自分の中では諦めたつもりでも、頭の片隅で「やりたいこと」「やりたかったこと」「一度挑戦したけどうまくいかなかったこと」達がウネウネしていませんか。これってつまり、心の奥底では諦めきれていないということに他なりません。
はじめて作るレシピも、時間を置いて2回目作る時は、前より少し楽に料理できたりしますから。初回で疲れたポイントや反省点、気付いたことなどをメモしておけば、2回目はかなり楽に美味しく作れたりするものです。
ランニングで走り出すことが億劫でも、ランニングコースとシューズへ意識を向けることに慣れてしまえば、前準備で気疲れすることはなくなります。
走り出すことに慣れるのは、前準備に慣れてからにすれば良い。
新しく始めることのすべてに、いきなり慣れる必要なんてどこにもないですから。
スリープモードで良いし、果報は寝て待てば良い。
新しい自分に出会いたいと思う自分がいるなら、きっとそれだけで素晴らしくなれます。
だから、このブログが毎日投稿できていなくても、毎日投稿を諦めたわけではありません。笑